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第1 章 〈事例1〉プラスチック製品製造業29ダウンしたものです。なお、今後売上高の減少により赤字となり、実現可能で抜本的な経営改善計画が策定できずに債務超過額が増加するようなことになれば、債務者区分を「....

第1 章 〈事例1〉プラスチック製品製造業29ダウンしたものです。なお、今後売上高の減少により赤字となり、実現可能で抜本的な経営改善計画が策定できずに債務超過額が増加するようなことになれば、債務者区分を「破綻懸念先」としなければならないことも考えています。 このような点を踏まえ、現時点で確認できている経営上の問題点を挙げると次のとおりとなります。2.現時点で確認できている経営上の問題点①主要取引先のうちの1社が倒産したことにより、年間200 百万円の売上高の減少が予想される。②不渡手形の買戻し資金ならびに運転資金を緊急支援策として融資実行したことにより、不動産担保による根抵当権枠ならびに信用保証協会の保証枠なども限界に近付いており、新たな融資枠の確保が見込めない状況にある。③ほぼ全員が正社員のため、賃金コストが高く従業員の流動化が図られていない。また、最近まで安定していた経営であったため、社員の勤労意欲は高いが危機意識は低く、改善意欲に欠ける面がある。④経営立て直しのためには新たな資金が必要となるが、その資金調達が困難となっている。また追加融資を受けるには、経営改善計画による具体的な改善策とその確実性が不可欠となるが、改善計画は練られていない。