ブックタイトル近代セールス20200401

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概要

近代セールス20200401

であれ会社であれ、名前には「名付け親」がいる。「いつ名付けるか」といえば、人なら産まれたとき会社なら創業したときだ。 人の名前は大抵、親が決める。では、社名は誰が決めるかといえば、創業者(社長)である。皆さんが創業社長に社名について聞いた場合、社長は「自分がつけた名前」について聞かれたことになる。それが嫌なはずはない。 しかも、社名がユニークで特徴的であれば、社長は様々なアイデアを巡らせ、複数の候補の中から、それが最も面白いと思って命名している。だから、その由来や命名のエピソードを話したくて仕方がないことが多い。独立・創業時の苦労話が聞けることも 例えば、「社長、シュガー商会とはどういう由来なのですか?」と聞くと、「私が佐藤だからだよ」といった答えが返ってくる。こういう命名の仕方は結構多い。「なるほど」という話だが、もう少し突っ込みたい。「その名前にしたいと言ったとき、奥様はどんな反応でしたか?」と聞けば、「あなたはシュガーというよりソルト(塩)だって笑われたよ」といった返答があるかもしれない。ユーモアのある奥様だということが推察できるし、場の空気も明るくなる。「アルバトロス物産」という社名の由来について、「ゴルフのバーディ、イーグル、アルバトロスのアルバトロスだよ」という答えが返ってきたなら、「社長はアルバトロスを達成されたことがあるのですか?」と、ゴルフの話に展開することもできる。「どんなときに思いついたのですか?」と聞けば、「会社を辞めて独立の準備をしていたころ、忙しくてゴルフをする余裕がなくてね。そんなときにアルバトロスを達成する夢を見たんだ」といった独立・創業時のエピソードが聞けるかもしれない。 社名の由来、いつ・どうやって思いついたのか、家族や周囲の反応、お客様からの評判、その名前で得したこと――などを聞けば、社長は喜んで答えてくれる。社名は、盛り上がること請け合いの話題なのである。社名の由来や命名時のエピソードに加え家族の反応も確認人取引先のホームページに載っている情報から、どのようにトークを展開すれば会話が盛り上がるのかを解説する。ホームページの情報を基にこのように会話を展開しよう特徴的な社名1①?③ 金指光伸④?⑥ 岩瀬万里夫特集 準備で差がつく!社長にうける会話術2020年4月1日号 12