ブックタイトル近代セールス20200401
- ページ
- 3/18
このページは 近代セールス20200401 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 近代セールス20200401 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
近代セールス20200401
数字のキーワード市場を読み解く!界銀行が金融の高度化度合いをまとめている「グローバルFINDEX」め、ある銀行の支店に30分以上かけて出向いた。ありったけのハンコを持って行ったつもりだったが、とうとう印影は合わず、身分証明書も期限が切れていて手続きは行えなかった。窓口の対応としてはもちろん正しいのだが、高齢化が進むにつれ、こうした混乱はますます広がっていくだろう。 最近は「銀行不要論」などという言葉も聞くが、銀行が利用者の減少の割に多いという話であって、機能としての銀行業は不可欠だ。世界では17億人もの人々がサービスを待っている。銀行には、過去にとらわれずに、金融を、誰にでも使える、質の良いサービスに進化させていっていただきたい。 (3月11日)17億人マネックス証券株式会社執行役員チーフ・アナリスト大槻奈那銀行口座を持たない成人の数銀行口座を持てない人々を取り込む 「金融包摂」が重要テーマになっている高齢者の口座管理が問題となっている日本でもこの問題を踏まえたサービス改善を意識したい世によれば、世界の成人人口のうち17億もの人々が、貧困などの理由で銀行口座を持てずにいる「アンバンクト(unbanked)」層となっている。 G20中央銀行総裁・財務大臣会議でも、こうしたアンバンクト層をいかに金融システムに入ってもらえるようにするかという「金融包摂」が大きなテーマの1つになっている。 日本では貧困によるアンバンクト層は少ないが、別の金融包摂が問題となりつつある。高齢化である。高齢者は、口座はあっても金融サービスを上手く使いこなせていないことが多い。 銀行側にも改善すべき点が多い。例えば、日本人の一人当たりの銀行口座保有数は、3.5口座と先進国でトップクラスだ。その1口座につき、キャッシュカードに通帳、印鑑を保有している。若年層にはピンとこないかもしれないが、これを高齢者が完璧に管理するのは至難の業だ。 先日、私も高齢の母の口座手続きのた