本書の内容
相続はケースにより様々で法律的にクリアしなければならないことが多くあるほか、遺産分割協議書による相続では相続人が間違いなく揃っているという「相続人の確定」が何より大切です。
それには被相続人が生まれてから死亡するまでの戸籍を間断なく揃え、被相続人の身分関係を確認しなければなりません。
本書は「相続人の確定」のための戸籍の見方について、その様式から編製・消除・改製・再製・転籍といった戸籍特有の事項、養子縁組・認知・婚姻などの戸籍例を豊富に掲載しています。相続を取り扱うすべての関係者待望の1冊です。
それには被相続人が生まれてから死亡するまでの戸籍を間断なく揃え、被相続人の身分関係を確認しなければなりません。
本書は「相続人の確定」のための戸籍の見方について、その様式から編製・消除・改製・再製・転籍といった戸籍特有の事項、養子縁組・認知・婚姻などの戸籍例を豊富に掲載しています。相続を取り扱うすべての関係者待望の1冊です。
目次はこちら(クリックで内容が表示されます)
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第1章 戸籍の基本事項
1.戸籍とは何か
2.戸籍の種類
3.戸籍謄本・抄本とは
4.相続手続きに必要な戸籍
第2章 様々な戸籍の様式
1.戸籍の起源と様式
2.明治31年式戸籍とは
3.明治31年式戸籍の見方
4.大正4年式戸籍とは
5.大正4年式戸籍の見方
6.現行戸籍とは
7.現行戸籍の見方
8.コンピュータ化戸籍とは
9.コンピュータ化戸籍の見方
第3章 戸籍の編製と消除
1.旧法戸籍の編製原因と消除原因
2.現行戸籍の編製原因と消除原因
3.明治31年式戸籍の編製日の判別方法
4.大正4年式戸籍の編製日の判別方法
5.現行戸籍の編製日の判別方法
6.被相続人の戸籍在籍期間
第4章 戸籍の改製・再製・転籍
1.戸籍の改製とは
2.戸籍の簡易改製とは
3.簡易改製の具体例(その1)
4.簡易改製の具体例(その2)
5.簡易改製とならないケース
6.戸籍の再製とは
7.戸籍の転籍とは
8.旧法戸籍の転籍
9.現行戸籍の転籍
10.コンピュータ化された戸籍の転籍
11.管外転籍時の注意点
第5章 養子縁組における戸籍例
1.養子とは
2.現行法の養子縁組の戸籍例
3.旧法の養子の戸籍例
4.旧法の養子と現行法の養子が混在した戸籍例
5.養子縁組における注意点
6.特別養子とは
7.特別養子縁組の戸籍例
第6章 認知・婚姻における戸籍例
1.認知とは
2.現行法の認知の戸籍例
3.旧法の認知の戸籍例
4.外国人と婚姻した戸籍例
5.入夫婚姻の戸籍例
6.妻の氏を称する婚姻の戸籍例
第7章 その他戸籍確認時の注意点
1.被相続人の戸籍が必要とされる理由
2.出生の届出による戸籍の編製
3.推定相続人の廃除と戸籍への記載
4.未成年者と親権者・未成年後見人
5.兄弟姉妹相続における注意点
6.数次相続における注意点
7.相続放棄と相続人
●「普通養子の離縁」についての補足説明
昭和22年5月3日に「民法の応急的措置に関する法律」が施行されたことで、現行法の施行(昭和23年1月1日)に先だち、旧法の普通養子の離縁についての取扱いが変更された点について補足説明します。
1.普通養子の離縁について(157頁)
旧法では離縁した養子の配偶者、直系卑属またはその配偶者が養家に在籍する限り、養親およびその血族との養親族関係は消滅しませんでした。しかし、これは旧法において同一の家にいることで認められていたため、家に関する規定を廃止した「民法の応急措置に関する法律」の施行と同時に消滅しています。
2.普通養子が一方の養親の死亡後、生存養親とのみ離縁した場合の死亡養親との縁組関係について(157頁)
「民法の応急措置に関する法律」施行後は、養子が生存養親と離縁した場合に死亡養親との縁組関係は消滅しないという現行法上の取扱いとなりました。旧法下において成立した縁組についても、同法施行後に生存養親と離縁した場合には死亡養親との縁組関係は消滅しません。
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